2021年、私のミュージックライフ総括!


2021年は、とにもかくにもミュージックライフ的には絶望に近い年だった。

若い頃からの持病で年々なくなっていく握力がついに10kgを切り、いまは7~8kg。女子小学生にもかなわない。加えて3年前の事故で死にかけ、あちこちに制限が増え、ギターはもちろん、いろんなことが苦痛になった。つい先日も、あるライブで手拍子やコール&レスポンス的な事が起こり、腕を上げられない自分は「なんでやらないんだ」的な目にさらされかなり辛かったが、いちいち自分の病状を説明するのもまたおかしな話だ。さらに別な病気の影響でピンポイントで痛みが走ることが増えた。一番辛かったのはライブ当日に左手人差し指の先端に激痛が走るということが何度かあり、コードを押さえる度に地獄の痛みを味わった。

半ば人生そのものをあきらめかけたが、残りの人生で最後にもう一度だけ治癒に賭けてみることにした。自分を優先する、という決断は意外に大変だったが、3月に40年来の友人が旅立ち(この件についてはまだ書く気になれない)、あらためて痛感することになった。

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本来なら5月にはまちおん(都城で開催されている当時私が主宰していたストリートライブイベント)の400回の予定で、そこでラストにしたいと思っていたがコロナの影響で自粛したためにタイミングを失った。

とにかく治癒に向けてその手法探しと資金稼ぎは、戸惑いながらもスタートさせた。

10月はコロナの影響もある中、まちおん8周年や延び延びになっていた400回といった記念も目白押しだったが、代表の立場は後進に託すことにした。

思えば8年前、数人でスタートしたまちおんはそれ以来2度の台風以外、毎週休まずやってきたので、のんびり週末を過ごすとか、どこかに泊りに行くとか、そういうのは一切なかったわけだが、この2年はコロナで自粛した週の方が多く、そういう意味では考える時間が増え、自分自身の未来を考え直すきっかけになったのだろうと思う。

今は3か月に一度、というペースでライブなどにもトライしているが、いうまでもなく練習などをすると元も子もないのでいつもぶっつけ本番という状況。

それでもやはり楽しい時間であるのは間違いない。
いろんな人と触れ合える前後の時間はもっと楽しい。
と言いながらも、11~12月は3本やってしまい、今はその反動からかかなりキツい。

祖父は長生きした方で、オヤジも平均寿命は超えたが、母は60だった。自分がどれくらい生きられるのかは正直自信はない。仮に70まで生きられたにしても、残りは12年。寿命でなくても、死ぬときは死ぬ。

要はそれまでの間、どれだけの意味と意義を獲得できるか、そういうことだと思っている。

いろんな意味でネガティブな思考が多かったように思う2021年だったが、2022年はいろいろと期待をしていることもある。

実は先日参加させてもらったスイートホーム鹿屋というイベントで、「これ、都城でやりたい」と言ったら代表(このブログでもおなじみ東ユージ氏)に快諾してもらえたのだ。

さっそく宮崎の盟友(同じく谷やん。実は3人とも同い年)にも話すと、即参加したいと言ってくれた。近いうちに実行委員会でも立ち上げられたら、と思うが強力な助っ人が必要だ。


自分が出演側に入れるかは微妙だが、飲食店と音楽を同時に盛り上げられる可能性を秘めた企画、ぜひ叶えたい。