狂咲のイチオシアーティストその①


あけますておめでとうございます。今回は身近にいるアーティストの中からイチオシを紹介したいと思います。たぶん世界のどこに行っても誰もがまた聞きたくなる、そんな歌い手、「かみもと千春」。

もちろん本人に無断で書いていますがね。長く会ってないのでいまどうしてるかもよく知らないのだけど、SNS見る限りは元気なようなのでま、いいか、と。

彼女がまだ10代の頃に最初に会って、「ロックを歌ってみたい」というのが第一声。しかも当時はバリバリの演歌少女だったので、「は?」って思った印象が強烈に残っているんですな。

短い時間でしたがロックバンドをやってみたわけです。もちろんそう簡単にロックになるわけもないわけですが、いずれにしてもその中で作詞や作曲などもやっていき、演歌テイストを消すことも問題なくできるようになっていくのですね。

ご存じの方も多いでしょうが、役者の一面もある彼女は劇団にも所属し、音楽の方でもユニットを組んだりして活躍しているようです。

僕が知る限りでは、「歌唱」の解釈を彼女ほど独自に重ね、試行錯誤しながら一つのスタイルを築いた人はそうそういません。そういう意味ではかなり尊敬に値します。

たとえばこの「どこへ行こう」のPVを見て、少女時代にこぶしの聞いた演歌歌手だったと誰が思うのか?それほどまでに歌唱の本質を導き出したのは「天才」というより「秀才」的だな、と思うわけです。

2年半ほどでしたが、一緒にラジオ番組をやったこともあるんですが、今でも申し訳なかったな、と思っているのは、曲をほとんど紹介しなかったこと。僕が喋ってばかりで彼女は相槌をうつ、という本当に自分本位な番組を続けてしまいました。しかも年間クレーム数250件という局の歴史の中でも最低の番組に付き合わせてしまったのは、本当に申し訳なかったな、とお詫びしたい。

いずれにしても、彼女の声がもっと広くたくさん響いてくれるようになればなぁ、といつも思っているのでした。