ちょっと前に聴いたCD/東ユージ


ちょっと前に聴いたCD。 昨年だったか?

コロナで亡くなったアメリカのフォークシンガー、ジョン・プラインの「Fair and square」

アメリカンフォークと言っても、ボブディランのようでもなく、デビュー時のスプリングスティーンのようでもなく、CSNのようでもない。

カントリーな感じもあると言えば… ヴァンモリソンが近いかもね。 どこまでも牧歌的な歌が続く。 まさにアメリカの良心。 バンドサウンドに走るでもなく、自身のスタイルを貫いてしゃがれ声で語るように歌う。ピアノやエレキギター(歪ませない音使いがらしい!)アコギの音も絶妙に隙間だらけで、落ち着く作りですな。 と思いきや軽く歪んだギターとドラムの入ったアレンジなどもあってりして… でもこれがスプリングスティーンみたいなマッチョな感じではなく、あくまでフォークなプライン節を聴かせてくれる。

そんなに日本では知られた存在ではなかったかも知れないけど、こんな音もいいかもよ。 軽くダミ声だし。