狂咲狂の妄想メンバー


今回のお題は「自分が好きなミュージシャン(故人も可)とバンドを組めるとしたら、どんなメンツにする?」ってことでして…。もちろん何をやるか、でも大きく変わるわけですが、今回はハードロックをやるという前提で書きます。


まずヴォーカルから行くと、迷わずデヴィッド・カヴァーデールです。これは絶対迷いませんな。もう40年変わりません。言うまでもなくディープパープルの3代目ボーカリストとしてデビューし、脱退後はホワイトスネイクを結成し今に至る御年70歳のイギリス人ですが、とにかく比類のないその声は圧倒的な表現力と言わざるを得ません。ハードロックのボーカリスとと言えば「がなる」だけの人も多いですが、バラードを歌わせても超一流、そして太いがために気づかれませんが実はかなりのハイトーンの持ち主。僕が一生かなわないと悟らせてくれた人物です。2011年の宮崎公演では、惜しげもなく泣き散らかすいい大人たちの中で、僕もひたすら泣いておりました。ちなみに日本人ではやはり二井原実や西田 昌史が強く心に残っているんですが、その声が羨ましいと思ったのは山田雅樹です。

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さてギタリストは前回書いたマイケルシェンカー、と書きたいところなんですが、一緒にプレイするという観点だとちょっと変わりますね。やはり表現力が豊かで、基本「笑顔」、そしてどんなジャンルでもマルチに対応できる、といえば、一年前に亡くなったエディ・ヴァン・ヘイレンです。彼は超絶テクが先行して有名ですが、僕が彼を好きなのはそのスタンスです。
例えばデビュー曲のYou Really Got Meはキンクスのカヴァー、Pretty Womanを含むアルバム「ダイヴァーダウン」とカヴァーに積極的で、かつ、「ハードロックにシンセかよ!」と揶揄されたJUMP当時も、積極的にエンターテイメントを貫いたその姿勢、とにかく楽しむことが彼にとっての最優先課題、というのが見られる部分ですね。ちなみに日本人ではチャーや布袋、シャラ、山本恭二も好きですが、やはり44マグナムの広瀬さとしが頭から離れません。

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ベーシストですが、Ozzy Osbourne~Metallicaのロバート・トゥルージロに尽きます。なんつってもそのプレイスタイル、低く構え、そのままアクションに転じ、かつ自由気ままないでたち、エディとは真逆の攻撃的な表情、たまらんすね。それとあるエピソードが気に入ってます。彼はジャコ・パストリアスを崇拝していて、そのジャコが、生前愛用していたジャズベースが行方不明になり、その後ニューヨークの楽器店が所有していたことが判明。しかし、遺族が返却を求めたところ拒否され、法廷争いになりかけたところを、ロバートが買い取り、遺族に返したという話。実際ロバートのステージでの動きはジャコの影響が大きいらしいですね。おおっと日本人では松井恒松の寡黙かつストイックなスタイルも好きなんですが、やはりカッコよさで故沢田泰司がすぐに浮かんでしまいます。

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そしてドラムです。これは悩みます。サイモン・フィリップスもイアン・ペイスもラーズ・ウルリッヒも最高だし、昔はトミー・アルドリッジ(服着てるの見たことない)も大好きでした・・・が、やはり一緒にやろうってことになると、故パット・トーピーですね。Mr.Bigでの映像ではいっつも笑顔。楽しそう!絶対楽しいステージになる!しかも彼は歌も上手かったのでコーラスも安心。でも正直一番(勝手に)身近なのは故コージー・パウエルなんですけどね。おっと日本人か…。日本にもすごいドラマーは多くいて、選ぶに選べないんですが、単純にかっこよかった、と思うのは故樋口宗孝さん。しかし一緒にプレイして楽しそうなのはナヲなのかなぁ…と。

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あれ?ここまで書いて気づいたけど、僕のいる場所がなくなってしまいました。そりゃ当然か…。