種子田義男のイベント論vol.2


イベント主催で大切なのは収支をプラスにする事。 そして開催場所とアーティストの選択で予算がほぼ決まりますので、今の自分たちで開催可能かどうか? どうしてもやりたいなら、どうすればいいか? 今回は、そこら辺の事を書いてみたいと思います。疑問点など有りましたらメッセージ等でご質問下さい。

それでは、開催場所ですがホールか?野外か?

ホールだと収容人数に上限が有りますので、チケット単価×観客数で予算内に収まるか?収まらなければチケット単価を上げなければなりません。 ホールでも、マイク1本から使用機材、控え室などが別料金でかかる事が多いので経費は増えてきます。ただ天候を心配しなくて済むのは大きいですね。

一方、野外ライブなら場所によっては5000人、1万人収容の広場なども有りますが、駐車場のキャパも問題になります。シャトルバスを運行して対策しなければなりません。会場費は安い場合が多いのですが、ステージ設営、音響照明機材の設営、簡易控え室やトイレの設置などを考えるとホールの賃貸料よりかかる場合が多いのです。そして何より天候の心配が大きいし、場合によってはイベント中止などという事も有ります。

当然ですが、イベント保険に入っておく事は大前提です。 ただ野外フェスなどのインパクトは、ホール開催では得られない大いに弾けたイベントになります。

次にアーティストの選択について考えてみると、アマチュアバンド等がメインの場合は、それほど考えなくてもいいと思います。 しかしプロとなると、ギャラ以外に俗に言う「アゴ、足、枕」の経費。 マネージャーを含んだ往復の交通費、宿泊費、食費と、バンド編成の場合はトランスポート、楽器輸送費もかかる場合が多いのです。 よく有るギターアンプなどは地元で調達という場合も有りますがタダでは借りられません。 それらの経費はギャラより高い場合も有りますので、事前に確認するなど注意が必要です。

長くなってきましたので、続きは次回に書きたいと思います。 今後は組織の作り方、広報の手段、チケット販売のノウハウなども考えています。 次回は、実際に開催した事例を元に、もう少しわかりやすくと思っています。

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