谷やんの渾身の一枚その②


谷やんだよー

🎵

さて今週は渾身のアルバムを! 先週初期のRCサクセションについて書きましたが、渾身のアルバムはアコースティック時代とロックバンド時代の狭間に発売されたアルバム「シングルマン」だ!

井上陽水と同じ事務所にいたRCサクセションは陽水の事務所移籍の腹いせに仕事を干される。事務所やめたくても契約上やめられない。干された間に清志郎は子供ピアノ教室、リンコさんは芸大のジャズベースコースに通う。時間はたっぷりあるのでかなり練り込んだアルバムとなる。初期の要素も残しながらジャズの要素も入ってくる。ロックバンドの要素はまだ入っていない不思議なアルバムです。

すぐに廃盤、のちに音楽評論家吉見祐子の署名運動で再発される。 実はこのアルバム、「スローバラード」「ヒッピーに捧ぐ」「夜の散歩をしないかね」等の後に評価される名曲が入ってるのだ。

余談だが干されてる間収入はなかったが陽水のミリオンヒットアルバム「氷の世界」に「帰れない二人」「待ちぼうけ」の2曲を提供してるため印税数百万円を手にしていた。 その金でハモンドオルガンやギターを購入!音楽で儲けた金は音楽に還元するところが素晴らしい。 ではまた来週会おう!